折原会長写真
長崎県医療ソーシャルワーカー協会
会 長  折 原 重 光
(医療法人祐里会 姉川病院)

 2019年度の活動をまとめた協会誌第53号をお届けいたします。

 今号の発刊にあたり、令和2年3月に、ご挨拶の原稿を書き起こしておりました。新型コロナウイルス“COVID-19”が世界規模で感染を拡大する中、我が国においては、感染拡大の防止に努めるために、各種研修会や講演会などを延期する動きが加速し始めた頃でした。その後、クラスター感染の発生が相次ぎ、政府から発令された『緊急事態宣言』は全国に拡大されました。
 日ごとに感染拡大の様子が報道される中、長崎県におきましても、国道の電光掲示板では、「新型コロナウイルス感染拡大防止のため・・・」から「新型コロナウイルス蔓延防止のため・・・」と文言が変わるなど、状況は著しく変動しておりました。
 会員をはじめ、関係各機関の皆さまには、新型コロナウイルス感染への対応に忙殺されている状況が続いており、自らの感染への不安を抱えながら業務にあたっていらっしゃることと思います。
 多くの現場MSWから「『三密』を避けることによって、医療ソーシャルワーク業務の根幹である面接を実施できず、入退院支援に支障をきたしている。」という声を聞きます。そのような状況にありながらも、それぞれの施設で、それぞれのMSWが工夫を重ねて支援を実践していらっしゃいます。

 非常に厳しい状況ではありますが、この機に私たちの業務のあり方そのものを見直し、さらなる患者支援や地域支援を考え、今後の実践に活かすものが得られるのではないかと考えます。当県協会としましては、各種研修会等を延期や中止せざるを得ない事態となっており、前年度の協会運営実績と今年度の活動予定を報告することで協会運営の透明化を図ることを目的とした定期総会も中止を決断し、現理事体制を継続することでこの難局に対応することにいたしました。私たちの業務が大幅に制限された現状を記録し、情報交換の場として機能することで、今後の活動の糧といたしましょう。

 末筆ではございますが、大変な状況にもかかわらず、協会誌の編集、発刊に際してご尽力をいただきました広報担当理事の皆さまに、心より感謝を申し上げます。


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